「アニメ技術」について
加藤 淳, 平澤 直
このページでは、技術書典 8 技術書典 応援祭で刊行された冊子「アニメ技術 2020春」の概要を紹介し、サポートコンテンツを配信しています。
アニメ制作会社の研究者とソフトウェアエンジニア有志で執筆する、アニメを支える技術に関する冊子「アニメ技術」を頒布します。今号では脚本をテーマに、脚本の基礎知識がわかる記事や、脚本執筆について上江洲誠さんに伺ったインタビュー記事を用意しました。もちろん前号に引き続き、Webベースの絵コンテ制作支援ツール「Griffith」の開発記録も掲載しています。
Griffith開発だよりでは、fabric.jsを活用した無限キャンバスやレイヤー機能の実装などについて紹介。 GriffithプロジェクトからスピンアウトしたアイディアスケッチのためのWebアプリ「Griffith Sketch」に関する解説記事も。その制作背景や簡単な使用方法などについて取り上げました。 Arch Researchとして活動を初めて早一年…。開発環境や利用ツールの変化もご紹介します。
また、今回も豪華ゲストの方々に素敵なゲスト原稿を寄せていただきました。コンピュータアニメーションを「動くドローイング」と捉え、その作り方を1970年代までさかのぼる論考や、フィギュアの作り方、楽曲制作環境、そしてアニソンの作詞技術について執筆いただきました。アニメ産業と情報技術の素敵な関係が分かる一冊です。