Arch Research の CEDEC 2023 特設ページです
コンピュータエンターテインメント開発者を対象とした、 ゲームに関する技術や知識を共有する国内最大規模のカンファレンスです。 毎年3日間にわたって開催し、エンジニアリング、プロダクション、ビジュアルアーツ、ビジネス&プロデュース、 サウンド、ゲームデザイン、アカデミック・基盤技術の7分野で約200ものセッションが行われます。
本講演では、アニメ制作におけるR&D(研究開発)の重要性に焦点を当てます。まず、我々(株式会社グラフィニカ、アーチ株式会社)がR&Dを実施する狙いについて説明します。そして、アニメ制作のワークフローの概要説明とともに、我々のR&D事例を紹介します。
取り上げるR&D事例は、絵コンテ制作ツールの研究開発から、新しい絵作りに挑むルック開発、効率化ツール開発やゲームエンジン(特にUnreal Engine)のアニメ制作での活用まで、多岐にわたります。
講演の終わりには、アニメ業界におけるR&Dの課題と、今後の展望について議論します。
アーチ株式会社は、多数のオリジナル作品を手掛けた業界歴20年弱のアニメーションプロデューサーと、複数のアプリゲーム会社を創業・経営経験のある経営者が2017年に立ち上げた、コンテンツの企画プロデュース・コンサルティング会社です。 少数ながら、出版・アニメ制作・トレーディングカードゲームなど様々なコンテンツジャンル出身に加えて、大手事業会社の新規事業開発担当(MBA保有)、国立研究開発法人の研究者など多彩なメンバーが揃っています。
株式会社グラフィニカは、2009年に設立された新しいスタイルの総合デジタルスタジオです。アニメーション作品を中心に、ゲーム・遊技機・実写映画・ミュージックビデオ・CM・Webなど、幅広いジャンルで様々な映像制作に対応できるスタジオとして事業展開しています。 一番の特徴は、アニメーションに関連する業務のほぼ全ての制作プロセスを社内でカバーできることです。総合力を発揮して、企画立案・開発も含めた元請け制作も可能な総合デジタルスタジオです。