Arch Research の ACM SIGGRAPH Asia 2024 特設ページです
SIGGRAPH Asiaは、CG分野で世界最大の国際会議、北米圏でのACM SIGGRAPHと対になるアジア圏での開催イベントとして、2008年から毎年開催されています。今年は5度目の日本開催です(2009 横浜、2015 神戸、2018 東京、2021 東京、2024 東京)。
アニメ表現の国際的な注目度は極めて高く、R&D(Research and Development; 研究開発)の重要性は年々増しています。このセッションではアニメ制作を支援するR&Dの現状と今後の見通しについて議論します。加藤は当セッションの提案者で、小山 裕己氏(グラフィニカ/産総研)、四倉 達夫氏(OLM Digital)とともに登壇します。
当セッションの邦題は「アニメづくりのR&D: アート・科学・工学の文化的共創」です。SIGGRAPH Asia 2021での論点整理から3年が経ち、アニメ産業における研究開発がどう進んできたか、どう変わっていくべきなのか、議論します。
イベント開催後にスライド資料を公開予定です。
Technical Communicationsは、最先端の研究や成果を発表するための貴重なプログラムです。アカデミアや産業界のトップ専門家が最新の研究成果を発表し、最先端の研究開発の一端を紹介します。
アーチ株式会社及び株式会社グラフィニカは、アーティストが3DCGアニメーションのルック開発を直感的に試行錯誤しやすくし、また従来は困難だった複雑なスタイルを実現可能にすることを目的として、ルック開発支援技術の研究開発を推進してきました。
本発表では、学術研究としては古くから存在しているスタイル転写(style transfer)技術を、実際の映像制作プロダクションで効果的に活用するための技術開発について紹介します。 本技術開発は、拓殖大学 藤堂氏をプロジェクトのシニアリサーチャーとして迎え、産学連携で取り組みました。
本成果は、3Dアニメーションでありながらも水彩画・油彩画などの2Dタッチのニュアンスを含む実験的映像作品「Forest Tale」の制作につながりました。(アーチ株式会社 ニュース記事)
Arch Researchは、次の三つのビジョンを掲げるアーチ株式会社の研究開発チームです。
アニメ産業に携わる人々と情報技術の幸せな相互作用を目指します
アニメの持つ普遍的な価値を追究し、国際的なインパクトのある研究開発を目指します
アニメ業界とIT業界を始めとした国内外の人々が気軽に出入りできる第三の場を目指します